「のぼり旗に使う写真、スマホで撮影したものでも大丈夫?」
「どんなことに注意して撮影したらいい?」
そんな写真に関するご質問やご相談を多くいただいています。
今回は、のぼり旗製作用の写真を撮影する際の注意点や撮影のコツについてまとめました。
目次
- のぼりの形状にトリミングされることをイメージする
- カメラの設定を確認する
- 全身が写るように撮影する
- 三脚・手ブレ補正機能を使って撮影する
- 適切な明るさで撮影する
- ポートレートモードで撮影する
- 加工アプリなどで加工しない
- ブレのない鮮明な写真ならデザインの幅が広がる
のぼりの形状にトリミングされることをイメージする
「綺麗に撮れたカッコいい写真」が、「見栄えよく、カッコいいのぼり旗」に仕上がるかというと、必ずしもそうとは言い切れません。
下のイメージをご覧ください。
ピッチャーのシルエットを使った簡単なのぼりのイメージを3パターン作成しました。
左ののぼりは、ピッチャーがのぼりに対してバランスよく収まっていますね。
それに対して、中央ののぼりは体が入りきらず、右ののぼりはピッチャーがとても小さくなってしまいました。
このようなデザインがダメということではなく、「のぼり旗の形状に合わせて長方形にトリミングするとどのように見えるか」を少しイメージしていただくと、撮影や写真の選定がしやすくなります。
カメラの設定を確認する
のぼりのデザインデータ作成用には、高解像度の写真をご準備ください。
解像度が低いと、綺麗に印刷されずぼやけた印象に仕上がる可能性があります。
一眼レフカメラなら画素数が設定できるはずですので、事前にしっかりとチェックしておきます。
この場合、2400万画素に設定すると良いでしょう。
一眼レフの操作に不慣れな方や設定の仕方がわからない方は、スマートフォンでの撮影がおすすめです。
最近のスマートフォンであれば、初期設定のままでも綺麗な写真が簡単に撮影できます。
全身が写るように撮影する
のぼりのデザインは、お客様と相談しながら決めてまいります。
どんなデザインにも対応できるよう、足元まで写っている写真をご用意いただくことをおすすめします。
全身が写っていて、人物の周囲に多少の余白があるような写真であれば、どんなデザインにも対応しやすくなります。
三脚・手ブレ補正機能を使って撮影する
明るさの調整や傾きの補正はできますが、ブレている写真は修正できません。
撮影の際には、三脚や手ブレ補正機能を使うとブレを防ぐことができます。
また、タイマー機能も効果的です。
適切な明るさで撮影する
写真全体、または一部を明るく補正することはできますが、白飛びしている写真や、逆光により極端に暗くなってしまっている写真は修正対応できません。
一眼レフであれば露出補正など細かく設定できますが、難しい場合はスマートフォンのカメラを使うのもおすすめです。
スマートフォンならオートでも綺麗に撮影でき、失敗が少ないです。
ポートレートモードで撮影する
iPhoneなら「ポートレートモード」を使えば、背景をぼかした美しい写真を簡単に撮影できます。
被写体を切り抜かず、背景をそのまま活かしたデザインをご希望の方は、ぜひ活用してみてください。
加工アプリなどで加工しない
背景を白などで塗りつぶす、人物だけをトリミングする、縮小する、エフェクトをつける、文字入れをするなど、加工アプリ等で加工された写真をご入稿いただくこともありますが、加工により画質が劣化する可能性があります。
そのため、加工せずに撮影したままのデータをご入稿ください。縮小された写真や解像度の低い写真は、拡大すると画像のように粗くなります。
ブレのない鮮明な写真ならデザインの幅が広がる
選手のぼり専科では、被写体の切り抜き(背景削除)にも対応しています。
切り抜きを行うことで、別の写真と合成したり、お好きな背景色に変えたりと、デザインの幅が大幅に広がります。
実際に切り抜き、背景をストライプに変更してみました。
ガラッと雰囲気が変わりましたね!
激しくブレている、人物が背景と極端に同化している、画質が悪すぎるなど、切り抜きが難しいと判断した場合にはお断りさせていただくことがあります。
ご面倒でも事前に写真のファイルサイズや解像度を確認してからご入稿くださいますようお願いいたします。